ESでも面接でも、人事が最も見ている視点は、答えではありませんよ。 - 採用担当人事の就職活動について考えるブログ

面接でもESでも、意図が分からない質問ってありますよね。

例えば、

『20年後に流行していると思うものは何ですか？』

『あなたに値段をつけるとすれば幾らですか？』

『あなたを色で表すと、何になりますか？』

このような質問に対して、

どのように答えれば良いのかわかる人は少ないと思います。

ただこの質問は、

人気企業のESや面接で実際に聞かれた質問です。

このような質問に対して、

「企業は何を見ているのか？」

「どのように答えるべきなのか？」

今回は、このような少し応用の話をしていきます。

今回は例として、

『あなたを色で表すと何になりますか？』について考えてみましょう。

はじめに、

【ES/面接には答えがある。】

このように考えている学生が居ますが、これは大きな間違いです。

ES/面接には100点満点の答えはありません。

それでは、企業はどこを見ているのか？

見ているのは、

答えではなく、思考の過程です。

あなたがその答えを出すために、

どのような思考を辿っているのか？

その思考の過程が正しければ、評価されます。

思考の過程が正しくなければ、評価はされません。

それでは、実際に対話形式で考えていきましょう。

人事『あなたを色で表すと何ですか？』

学生『紫です。』

人事『なぜ紫ですか？』

学生『私は、誰よりも熱意を持って行動し、向上心を燃やす”赤”、そしてどんな時でも冷静に思考を巡らせ考える”青”という２つの特徴を持っています。そして、その赤と青を混ぜた”紫”、これが私を表す色です。』

これが1つの思考の過程です。

たとえ、黒と言っても白と言っても、間違いではありません。

その答えの根拠となる思考の過程で、

面接官が納得してくれれば、いいのです。

社会に入ってからは、学生とは異なり、

答えの無い問題に何度もぶつかります。

その時に、適した思考の巡らせ方ができるのか？

これが非常に重要なポイントになってきます。

企業は学生に対して、発想力を求めているわけではないんです。

発想力というのは、思考力という土台があって初めて発揮できます。

どの企業でも聞かれるわけではないですが、

このような発想系の質問を答えることができれば、大きな差を付けることができます。

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